ハロプロ楽曲大賞 / アイドル楽曲大賞 2018 Voted

今年もハロプロ楽曲大賞アイドル楽曲大賞の季節がやってきました。


ハロプロ楽曲、今年はかなり楽しめたなあという印象でした。突き抜けて「これが1位!」みたいなのはなかったのですがどれも平均点が高く、5曲選ぶのにも結構迷いました。今年も完全なる独断と偏見にまみれたコメント付きで投票内容を全曲レビューしていきますので、読んで頂けたら幸いです。
ハローに関してもそれ以外に関しても総評は一番下にありますので、よかったらそちらもどうぞ。


<ハロプロ楽曲大賞2018>
http://www.esrp2.jp/hpma/2018/

■楽曲部門

◎1位 書いては消しての"I Love You" / カントリー・ガールズ (3.5)


作詞・作曲/前山田健一 編曲/鈴木智
新体制以降、良曲をあてられる事が多い印象のカントリー・ガールズ、今年は1位に選びました。
詞曲はハローでクリーンヒットを連発している前山田健一氏。直球でアイドルソングを書かせたらやはり頭ひとつ抜けるさすがの内容でした。「かっこいい曲」とか「(そのグループの)ストーリーを感じられて素敵な曲」とかいろいろありますが、やっぱりアイドルには「かわいくてキュンとするラブソング」をストレートに歌って欲しいのです(オタクはキュンとするな)。それが難しいんですけどね、きっと。編曲に関しては全体的にわりと普通だなと感じてしまうのですが、平歌部分に口調のメロがあったり、間奏のセリフからの落ちサビが完璧だったり(コード進行がここだけ替えてあります)と、グッと来るポイント多すぎで編曲の普通さにおつりが来るくらいのカバーを魅せております。ヒャダイン楽曲って、"自身の編曲の方が絶対良いのに"と私はよく思うのですが近年は全然やらないですよね。ヒャダインアレンジで今までの提供曲も聴いてみたい。と、いきなり本題からはズレましたが、快心の名曲ではないでしょうか!自信持って1位!


○2位 ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番 / モーニング娘。'17 (3.0)


作詞・作曲/つんく 編曲/平田祥一郎
今期はモーニング娘。待望のアルバムがあり、しかも良盤だったので票が割れるんじゃないかなんて話もありますが実際迷いました。5曲で選ぶとなるとアレもコレもとかなり迷ったのですがこの曲を。短いスネアと跳ねるハット、ブッといボトムでソリッドなリズムは完全にヒラショーダンスビート。平田作品はドラムが圧倒的に爆音なのが痛快ですね。転調が連続するのにスピード感を止める事ない完璧なアレンジメントがプロ過ぎます。『(チュルルチュルル)』のコーラスもどうかしちゃってるし、こんな曲を10数人の圧で歌われると圧巻。同作から「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」と迷いましたが、モーニング娘。はウェットな方がやっぱりしっくりくるよなあという事で妙な切迫感と説得力のあるこの曲にしました。最近だと「自由な国だから」のラスサビ終わりでもそうでしたが、この曲も1サビが終わった後にイントロのキーに敢えて下がって戻るところがどっしりと留まり
ループする感じを出していてgood。落ちサビを『ララララチュルルルルル』にしてしまう曲が聴けるのはハロープロジェクトだけ!


○3位 やっちゃえ!GO!GO! / ハロプロ研修生 (1.5)


作詞・作曲・編曲/中谷信行
つんく♂Pが生み出した最強モンスターアルバム・前作「①Let's say "Hello!"」を超える事は難しかったのですが、2ndも佳曲でまとまった良いアルバムでした。作詞作曲編曲を一人がやるのはハローでは珍しいのではないでしょうか。若さあふれるディストーションギターとツービートが研修生のがむしゃらさによく合ってます。音源で聴くと"いい曲だね〜"くらいの感想だったのですが、研修生発表会で全体曲としてやっていた時の輝きが半端なくて3位にジャンプアップ。夏の研修生紺でラスト前にやっていたこの曲を見たまことが"これは今の研修生を表すような曲ですね。本当に素晴らしい!"と興奮気味に言っていたのもよく覚えています。実際ライブが非常によかった。研修生2ndは、外部作家曲の中に埋められるとつんくの異質さがより浮き彫りになることがよく分かった作品でした。「ありがた迷惑物語」みたいなのなかなか作らないっすよね。夜食に泣けて来たことは無いのにめちゃめちゃ共感してしまうし。

○4位 この世界は捨てたもんじゃない / Juice=Juice (1.5)

作詞/井筒日美 作曲・編曲/中村瑛彦
Juice=Juiceの2ndアルバムから。ライブでは5人の頃からやっていたので新曲感はあまり無いのですがようやくの音源化で嬉しかったです。高木紗友希ロングトーンがフィーチャーされる事はよくあるのですが、この曲は落ちサビからラスサビに向かう部分でそれを聴く事が出来ます。ライブで聴き慣れたメロとは違う節回しで音源になったので最初"おや?"と思いましたが、そこは作品としてはこっちで行こうと判断をしたであろう彼女(とディレクター)の歌い手のしての矜持に敬意。聴き慣れて来ると全然良いですしね。ライブでの思い出なども重なってめちゃめちゃ好きな曲です。そしてこれは本当に何度も言いますが、この曲と「銀色のテレパシー」を5人体制のラストシングルとしてリリースしなかったアップフロントを一生許しません!!(7人8人体制もむちゃくちゃ好きになったけども)


○5位 I Need You~夜空の観覧車~ / つばきファクトリー (0.5)


作詞・作曲/星部ショウ 編曲/浜田ピエール裕介
3rdシングルから星部曲を。最近はあまり作詞をさせてもらえてないイメージの星部先生ですが、この曲では詞曲両方を手掛けています。
詞・メロともに良いのですが、なによりも良く出来ているのが編曲。【観覧車で告白を待つ】という内容のこの曲は、1番(頂上に向かう間)、2番(頂上付近)、ラスサビ(地上付近)と、観覧車の動きになぞらえて3つの節に分けられます。通常ならば2番の後に来るであろう間奏部分を1番の後に置くことで、観覧車がゆっくりと頂上まで登っていく時間経過とドキドキを間奏の尺をたっぷりと使いを表現。ようやく頂上付近(2番)にたどり着いたのに勇気の出せない彼。気が付くともう地上付近(2番も終わり)。そのまま落ちサビへとなだれ込んでいき彼は想いを伝える。風景描写も同時に行うこのアレンジメントはやっぱり秀逸。最近のハローではこういう遊びはあまりなかったような気がするので結構驚きました。し、感心。メロディやコード感、歌詞、MVの雰囲気もつばきファクトリーのメンバーによく合っていて良いですね。



■MV部門
◎1位 Vivid Midnight / Juice=Juice (3.0)

作詞/児玉雨子 作曲・編曲/SEION, Tasco, Tenzo
TWICEを筆頭とした今年のK-POPブームに乗っかるかの様に、まさに韓国のクリエイターチーム(I.O.I、APRIL、KARA、MOMOLAND楽曲などを手掛ける売れっ子です)に制作依頼されたこちらの曲。『もしも岡村靖幸が韓国アーティストに楽曲提供をしたら』というような趣のこの曲は、印象的だし非常に良曲で上の5曲の中に入れようか迷ったのですが、MVが良かったのでこちらで紹介します。一聴すると日本人が作ったんじゃない?!と思うようなメロディラインもけっこう驚きました。Kポのカラフル感というか、ざっくり原色でかわいい!みたいなのをハロメンがやるとこうなるのかと新鮮で良かった。オルチャンメイクなJuiceメンバーもかわいいですね。


○2位 デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい / つばきファクトリー (2.0)

作詞・作曲/つんく 編曲/江上浩太郎
小片ソロアングルMV。案外悪くない。


○3位 きっと私は / こぶしファクトリー (1.0)

作詞・作曲/つんく 編曲/大久保薫
最近のこぶしMVは、ロケ・エキストラが多いすね。風船取ろうとするシーンがなんか好き。



■次点 (ハロプロ楽曲部門)
"アレンジ部門があるならばモーニング娘。の「自由な国だから」(現行大久保薫サウンド最高到達地点)「Are You Happy?」(ヒラショーEDM高速トラップ)なども選びたかったなあ"とか、言い出したらキリがなく本当に今年は選びたい曲が多すぎましたので、ランクインさせたかったけど惜しくも5位以内から漏れてしまった楽曲をいくつか。


◎Uraha=Lover / アンジュルム

作詞・作曲/山﨑あおい 編曲/浜田ピエール裕介
つんく体制の中でもこれは良い組み合わせだったなあと思うこちらの曲を。編曲の浜田ピエール裕介氏は非常に今っぽいアレンジをされるので所謂これまでの"ハローらしさ"とは少し違うアプローチで新しい"らしさ"を作ってくれたらいいなと期待しています。詞曲もハローではあまり馴染みのない山﨑あおいさんですが、すごく丁寧にコードワークもメロディも作っている印象なのでもうちょっといろんな曲を聞いてみたい。完全な寺田過激派の私なので、こうどうしても譲れない部分もあるのですが、変わっていくものも必要かなとは思えるようになりました。

◎Style of my love / モーニング娘。'17


作詞・作曲/つんく 編曲/大久保薫
アルバムから【飯窪春菜小田さくら牧野真莉愛】のユニット曲。初めて聴いた瞬間に「つんくちゃんまだこんなメロウな曲書けるんじゃんか!!」とかなり嬉しかった事を覚えています。初期モー娘を思い起こさせる様なマイナー調歌謡ダンス路線で2本のホーンの絡みが気持ちいい。ギターのバッキングが単音G(ソ)でずっと刻まれ歌でオンコードしていくAメロは、緊張感があって最高にクール。大久保作品ならではのベースの大きさも腰にクる。歌えない飯窪が3人の中に組み込まれ食らいついていく様が何とも言えない萌えポイント(つんく語)かと思います。この曲がアルバムの中にそっと置いてある感じまで含め素晴らしい。5万点!

◎青春Say A-HA / モーニング娘。'17

作詞・作曲/つんく 編曲/大久保薫

こちらもアルバムから同じく大久保薫アレンジの1曲。デカいベースがスタッカートにフレージングしたりスラップしたりしてグルーブを作り、【アラビア生まれのサリーちゃんfeat.ジュディオング】と(僕は呼んでいるんですが)でも言わんばかりの奇天烈なメロディと、サビの『コソコソ恋愛(LOVE)って~』と、つんく♂語炸裂の完全にどうかしてる曲。最高。アドレナリンを解放させてライブで踊っっっちゃお。

◎待てないアフターファイブ / カントリー・ガールズ

作詞/児玉雨子 作曲・編曲/石井健太郎
作品数のわりに毎年選びすぎでしょというツッコミ待ちみたいになってますが、カントリー・ガールズからもう1曲。今やハロコンでしかなかなか見れないグループになってしまいましたが、やる曲やる曲良質なので毎回の楽しみです。兼任効果(無い効果)によって謎のオールスター感というかお得感が出てるのは怪我の功名か。今期の新曲はこれまでのオールディーズ路線とは違い、ジャズテイスト()をちりばめたピチカートファイブというような、ざっくり言うと渋谷系を思い起こさせる1曲。良い曲です。編曲もメロも歌詞も丁寧で素晴らしい。同日配信された「傘をさす先輩」は福田花音作詞。結構評判いいですよね、そちらは個人的には普通でした。梁川が来春卒業ということでグループ自体どうなってしまうのだろう。。という感じですが特に増員とかもせずそのまま行ってほしいなあ...と思います。



<アイドル楽曲大賞2018>
http://www.esrp2.jp/ima/2018/

■メジャーアイドル楽曲部門
◎1位 鋭角な日常 / sora tob sakana (3.0)

作詞・作曲・編曲/照井順政(ハイスイノナサ)
いつの間にかメジャーデビューしてホールコンサートも成功させているソラトブサカナ。変わらず照井Pが手掛けています。こういったガチのバンドの人が作っている曲は音楽的に凝っているのは当たり前のような気もしますし、好きなのですが"アイドル楽曲なの?"という疑問もあり毎年ランク外でした。この曲に関しては普通に良すぎて選ばざるをえないかなという感じです。これまでの楽曲には(たぶん)無かったホーンを取り入れ、耳障りの違う曲になっていて新鮮。Bメロもブルーノートなメロで気怠さがかっこいいし、相変わらず全編通してバンドアンサンブルが突き抜けてかっこいい。最高。これの次に出たシングルに収録されていた「Sliver」という曲も、ネオフュージョンファンクっぽい曲で非常に良かったです。

○2位ストロマンス / 東京女子流 (2.5)

作詞・作曲/春ねむり 編曲/Lucky Kilimanjaro
"アーティスト宣言"を取りやめて原点回帰を掲げた再出発の女子流1発目のシングルは快作。松井寛アレンジの初期曲を思い起こさせるようなシリアスダークな楽曲、Lucky Kilimanjaroの編曲が冴えています。これまでの様でこれまでと違う新しい女子流の音になっていて再出発大成功じゃないでしょうか。(メロディがDA PAMPの「if...」に激似ですが笑、あまり問題ではないかと)。曲の尺も3分ほどとあっという間に終わってしまうのですが、儚さがプラスされたようでそれもまた良い。カップリングで収録の「初恋」も丁寧に練られた名曲。いいシングル!

○3位 夜中 動画ばかり見てる... / シュークリームロケッツ (2.5)


作詞・作曲/つんく  編曲/大久保薫
テレビ「ラストアイドル」の起用で我々からすると異教である秋元康関連への楽曲提供となったつんく♂御大ですが皮肉にも非常に良曲。"どうせ辛気臭いシリアス路線の曲をハローで連発するならこういう曲をきちんとハローにくれよ"と本気でなりましたね。。とても良い曲なんですが、編曲はオーソドックスなつんく♂×大久保薫R&Bという感じ。新しさはないのですが、それでもやけに最新系のリアルの様に響いてくるのがつんく作品の言葉選びのすごさ。"「夜中 動画ばかり見てる...」ってタイトルにしますか?"と言いたい。「映画」とか「テレビ」とか「YouTube」とはではなく「動画」。こういう発想だけで勝ててしまうし、つんく♂にしか書けないよなぁと唸ります。拙い歌ラップに、メロも叙情的でもう最高。(信者)

○4位 ずっとサマーで恋してる / 虹のコンキスタドール (1.5)

作詞/NOBE 作曲・編曲/村カワ基成
虹コン恒例の夏曲は安定のNOBE・村カワコンビ。今回も虹コンらしくひたすら楽しい曲になっております。ギターもシャーシャー言ってるしオタクもジャージャー言ってるけど、それでも私が虹コンを好きで聴いてしまうのはやっぱりメロの良さが突き抜けてるからだなあと今作も聴いて思いました。1番2番ラスサビの後にこれでもかと言わんばかりにねじ込んでくるCメロも夏曲毎回の楽しみ。(言わずもがなMVも最高。)アルバム発売もあり「chaos and creation」や「ふたりのシュプール」など面白い曲はありましたが、よりパキッとしてるこの曲で。村カワさん、カントリー以降書いてないからハローにもそろそろ曲提供お待ちしております。

○5位 メロンソーダ / 夢見るアドレセンス (0.5)

作詞・作曲/ムツムロアキラ 編曲/江口亮
5位はまさかの夢アド。"AKBっぽく作ってください"とオーダーされ素直にそう作った様な曲で(※あくまでイメージです)、正直それ自体にはピンと来るものはあまりないのですが良く出来た曲だなーと思い選曲。編曲は、いきものががりのプロデュースで知られる江口亮さん(Stereo fabrication of youth)です。江口さんの所謂ギターロック的なアプローチは好きだなぁとよく思います。落ちサビで急にオルゴール調になってビートダウンする感じもステファブ丸出しで最高ですね。歌詞も『あなたから好きと言われたなら アイドルだって辞めちゃうかも』という超絶メタ歌詞がまさかの視点で結構ドキッとしてしまいました。これぞパンチライン


■インディーズ/地方アイドル楽曲部門
◎1位 心配性 / RYUTist 
(3.0)

作詞・作曲・編曲/猪爪東風
11月末に発売されたRYUTistのシングルから、アコースティックギターとピアノ、ストリングスがメインのフォーキーなカップリング曲。ミニマムな世界観と人懐っこいメロディで紡がれる曲のストーリーは、誰がどう"心配性"なのかというのは歌詞の中で明確にはされていませんがどの角度から見ても誰かにとっての誰かが浮かぶような優しい曲。ストリングスのアレンジがドラマティックさを盛り立て素晴らしい。MVもRYUTistの優しさというか丁寧さがしっかりと作りこまれていて最高です。横山実郁さんのお母さんもMVを見て泣いたという話をリリイベのMCで聞いてほっこりしました。良いグループ。

○2位 REFRAIN / 児玉律子(FAREWELL, MY L.u.v) (3.0)

作詞・作曲/萩龍一
「名古屋最期の希望」としてお馴染みの(私が勝手に言っているだけですが)FAREWELL, MY L.u.v、児玉律子さんのソロ曲が素晴らしすぎました。以前からライブでは頻繁に披露されていたのでCD-Rとは言えようやく音源化されて歓喜なわけです。キッズソウルmeetsモータウンJPOP(なんだそれ)とでも言いましょうか。さわやかなメロが爽快だし、サビは切なすぎて泣けます。文句なし!FAREWELL, MY L.u.vの曲は、ハローやその他多方面に楽曲提供しているYasushi Watanabeさんが多くの曲を作っているのですが、この曲はひめキュンフルーツ缶などへの楽曲提供をしている萩龍一さん曲。きちんとした流通音源はまだありませんが、オリジナル曲は、キッズソウル/R&B/レゲエ/AORと様々なタイプあり、しかも全良曲。驚きます。未音源化のおすすめの曲もたくさんあるので是非とも皆さんFAREWELL, MY L.u.vを見に名古屋へ来てください(宣伝)。

○3位 イッツ・マイ・ターン / フィロソフィーのダンス (2.5)

作詞/ヤマモトショウ 作曲・編曲/宮野弦士
今年も配信を中心に数多くリリースのあったフィロソフィーのダンス。ヴァイナルリリースも忘れず、アイドル文化の中に居ながらもしっかりと音楽的な立ち位置を意識しまくった活動でめちゃめちゃ好感度高いです。「ライブ・ライフ」と対の両Aメンとしてコンセプチュアルにリリースされたこの曲ですが、これまでのディスコやソウル路線はしっかりと濃度を上げつつ、マニアックに行き過ぎず軽くもなり過ぎずという素晴らしいバランス。Bメロのベースで引っ張るフレージングがたまりません。前奏間奏後奏は洋楽丸出しなのに真ん中はJ-POP譲りなのも面白いすね。どちらかというと「ライブ・ライフ」の方がとっつき易いとは思うのですが、渋さがよりかっこいいこちらの曲を。

○4位 ROBOT / テンテンコ (1.0)

作詞/松本隆 作曲/筒美京平 編曲/UKR
テンテンコの2ndEPから榊原郁恵カバーのこちらの曲を。これまでも坂本慎太郎氏に楽曲依頼をしたり、アナログリリースに力を入れていたり過去の音源からも中の人の音楽好きな感じがかなり滲み出ていましたが、この2nd「きけんなあなた」は結構極まった感あるんじゃないでしょうか。カバー曲ですが、編曲やボーカルの素晴らしさから選びました。原曲は1980年に発表されテクノ歌謡的なアレンジが施されています。松本隆筒美京平コンビですので、もうその時点で完成してる気もしますがとにかく今回の編曲が素晴らしい。テンテンコの若干こわいテイストというか(伝わるのか?)もキレイに昇華・表現されていてgood。超美しい曲。(Youtube映像ありませんでした。残念)

○5位 AFTER SCHOOL / あヴぁんだんど (0.5)

作詞・作曲/古川太一、佐藤寛
KONCOSにより製作されたシングル。ヤングソウルmeetsロックンロールな疾走する放課後讃歌!(公式コメントより)そのままです。痛快。明るく楽しくロックンロールさせてくれるアイドルソングってそれだけで勝ちですね。MVなど含めアートワークにもかなりこだわっているあヴぁんだんどチームですので音楽だけではなくそちらも毎回の楽しみ。MV良い。小鳥こたおさんが来年4月に卒業されることが発表されており、今後どうなっていくのかまた気になります。



■アルバム部門
1位 EPISODE Ⅴ / O'CHAWANS (3.5)

 

 

プロデュース・トラック製作は、ROMANTIC PRODUCTION。アイドルラップってすごく難しいよなぁとよく思っているのですが、O'CHAWANS の今作はかなり良かったんじゃないでしょうか!好きです。[アイドルがラップをする]となると魅せ方いろいろあるんでしょうけど、個人的にはこう、スチャダラっぽく行くというか、ガチガチ過ぎるよりも少し脱力してる方が素直に聴けるかなーと。アルバム通すと音的にもかなり広がりがありますし、普通に結構聴きました。「アイスル」が好き。謎にナイトプールの話をしてアルバムが終わるのも面白かったですね。オールドスクールもニュースクールも飛び越えてO'CHAWANS オリジナリティ炸裂してるんじゃないでしょうか。快作!


○2位 KaraFull / FullFull☆Pocket (2.0)

 

 

 

「東京少女」 作詞/多田慎也,PA-NON  作曲・編曲/多田慎也
ベスト盤を選ぶのもどうかなと思いましたが、良いものは良いというという事でFullFull Pocketの1stにしてベストアルバムを。前身グループのからっと☆時代からの楽曲も含め全曲集です。楽曲提供は多田慎也。ほとんどどの曲を聴いてもメロの良さ、覚えやすさ、歌う事の簡単さなど含め、素晴らしい。分かり易さと求心力の高いメロがずらっと並び、メンバーの歌も可愛らしく、アイドルソングとしての機能性が高さと多田先生のプロさ加減がよく分かる1枚です。"アイドルソング好き"にはぜひ聴いてもらいたい。「I my me mine」などの入手困難な名曲も収録。このアルバムの発売後にオリジナルメンバーが卒業をし、新メンバーを加え5人の新体制となった音源「Pop Classic」も佳曲揃いの良盤でした。来年も超期待。

3位 ばいばいてぃーんずららばい / KOTO (0.5)

 

「タイガーファイヤーサイバーファイター」 作詞・作曲・編曲/佐々木喫茶
20歳の誕生日に発表されたメジャーデビュー。満を持してのアルバム完成です。もちろん佐々木喫茶プロデュース。これまでのKOTOちゃんの曲って、一聴して"いい!"と思えるものが多かったのですが「舞踏遊戯」以降は、何回か聴くとしっくり来て"最高!"と思うような曲が多くなったイメージ。まさに今作もそんな感じで全8曲の中で瞬間的に"すげー!"とテンション上がる曲は影を潜め、わりと渋めな魅力にチャレンジしてるなあという感想です。もちろんそれでも曲は非常に良いのですが、まだまだ若くて踊れちゃうKOTOちゃんなのでもっと攻めていてバキバキに踊る曲が聴きたいなあと思うような気もしました。MV曲以外では「Dancing like a snail」、「TAIKUTSUが止まらない」あたりが好み。KOTOちゃん売れなきゃ絶対おかしいでしょ!と意気込みながら3位に。

■次点 (アイドル楽曲アルバム部門)
magic hour / tip Toe.

 

 

 

 

「クリームソーダのゆううつ」 作詞・曲・編曲/aoi kanata
人気急上昇なtip Toe.。アイドル横丁やTIFなど大規模なイベントでしかライブを見たことがないので全体的な世界観みたいなものはあまりよくわかっていないのですが(世界観推しなグループだと勝手に思っているので)、音源はすべてチェックしました。人気出るだろうなぁという印象。わかりやすく言えば、ロキノン枠()と言いますか、なんかそんなイメージ。15歳若かったら僕もハマってました。のか?...多分。


<総括>
ランキングは以上です。

ハロプロに関して総括すると、非つんく体制になり今年で4年目。2014年以降いちばんの豊作になったのではないでしょうか。
モーニング娘。、Juice=Juice、つばきファクトリーハロプロ研修生とアルバムが多く出た年でしたし、楽曲大賞のノミネートからは外れますが相変わらずライブ限定曲があったり、BEYOOOOONDSの結成・オリジナル曲披露、わりと良い曲も多かったと思います。20周年の様々な企画などもあり、ハロー全体が明るい話題の多かった年でしたね。飲酒ひき逃げ以外は。


ただやっぱりもう4年も経ってくると、かっこつけるような、ドヤ顔・ドヤ声で歌うみたいなものの多さというか"それしかない感"に息が詰まるような思いもします。つんく体制の頃に「幅があったか」と言われると微妙ですが「ユーモア」はあったと思います。ハローにしか無いアホさだったり、ダサさ、かわいさ、楽しさ、そういったモノが確実にあったと思う。そういった部分まで無くなっちゃって楽曲もクールハロー()一色になるのは、今年20年ですがこの先さらに20年に向かっていくのは厳しいんじゃないかなあという、いち感想です。まあ事務所にその気もないのかもしれませんが!
それでも今年は最近の中だったら一番楽しめた年なのは間違いないので、この調子で頑張っていただいて来年もしっかり楽しませていただきたいな!と期待をしております!大きな声でラブ!ハロプロ

アイドル楽曲部門の方で言うと、自分が追っていたAISが解散をしてしまったので、現場に行っていろいろと曲を聞いたり"ライブだとこうなるのかー"みたいなものを感じることが少なくなったのでなかなか選考が難しくはなりました。地下もわりと解散などが多かったし、ニッチな現場にはあまり行かない派ですので範囲が狭くなっておりますが一応、現場によく行っていた上半期をメインかな?に選ばせてもらいました。でもまだまだ今年もいい曲いっぱいあったなという印象です。

毎年言っていますが、楽曲についてあーだこーだ言い合えるイベントや機会があるのは素晴らしいと思います。アイドル楽曲は、曲、歌詞、パフォーマンス、ルックス、ストーリー、ファン自身の思い入れなど、楽曲以外の部分がいろいろと混ざり合って総合的な価値が決まっていくのがやっぱり最高に面白いんです。「どういうものを良曲というか」なんて人によりますので、これは本気で順位をつけるわけではなく、みんなで語り合うための順位つけだと思っています。来年もたくさんの良曲が聴けますように。




<参考>
昨年(2017年)の投票ブログ。

2016年の投票ブログ。

 

ハロプロ楽曲大賞2017投票内容】
(楽曲部門)
1.ジェラシージェラシー / モーニング娘。'17
2.小生意気ガール / カントリー・ガールズ
3.邪魔しないで Here We Go! / モーニング娘。'17
4.リアル☆リトル☆ガール / ハロプロ研修生北海道
5.誤爆~We Can't Go Back~ / 一岡怜奈 , 段原瑠々 , 川村文乃 , 高瀬くるみ , 清野桃々姫


(MV部門)
1.Feel! 感じるよ / Juice=Juice
2.笑って / つばきファクトリー
3.To Tomorrow / ℃-ute 

アイドル楽曲大賞2017投票内容】
(メジャー部門)
1.キミは無邪気な夏の女王〜This Summer Girl Is an Innocent Mistress〜 / 虹のコンキスタドール
2.✝ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド✝ / 虹のコンキスタドール
3.パラダイスな片思い  / 虹のコンキスタドール
4.GiANT KiLLERS / BiSH 
5.Cath Me! / ミラクルちゅーんず!


(インディー部門)
1.ダンス・ファウンダー/ フィロソフィーのダンス
2.Hello!! / アヴぁんだんど
3.生まれたてのラブソング / 全力少女R
4.前髪 / アイドルネッサンス
5.フタリアオゾラ / Fullfull☆Pocket


(アルバム部門)
1.全力少女 / 全力少女R
2.発見 / MELLOW GREEN WONDER , Mash berry
3.レインボウエクリプス / 虹のコンキスタドール